2023.04.08

イセエビ型の人工漁礁

#お知らせ

こんにちは。

弊社ではイセエビ型の人工漁礁のブロック製作を請け負っております。

人工漁礁とは簡単に説明すると、魚類が棲みやすく、繁殖しやすい機能・場所を人工的に作り、魚類を増やすためのものです。

イセエビの棲息に重要なことは、個体の安全の維持と餌の確保であり、そのような環境条件の創出です。

これらには4つの特長があります。

1.優れた増殖効果

貝殻の重なりによってできる隙間に魚の餌となる生き物が住み着きます。また、様々な種類の魚介類・稚魚の隠れ場にもなります。その他、産卵場として様々な魚介類が利用しています。

2.魚介類の蝟集効果

地域や対象魚種に合わせた最適な形状と様々な大きさの魚に対応した空間により、根魚から浮魚まで多種多様な魚が集まります。

エサ生物が豊富で小魚がよく集まるため小魚を食べる大型魚も来遊し長期間留まります。

3.海藻の着生基盤

浮沢が堆積しにくく仮根を絡ませやすい形状であることから、様々な海藻類が安定した藻場を形成します。

4.漁業者による基質製作等

漁業者らの手によって行われており、これまでに述べ2千人の漁業者が携わり9600トンの貝殻が使用されました。

このように人工魚礁の設置によって、水域を多様性の高い生態系に変化させ、安定した生物生産の場として、水域を豊かにすることにも繋がり、これは魚やイセエビの習性を利用した画期的な取り組みだと思いました。

弊社も環境問題や再生可能エネルギー施設の設置・展開を進めて参ります。