こんにちは。
性能評価業務の主要項目の内、工場審査が2月24日に行われました。
審査員は九州管内より2名お越し頂きました。
ちょっとその前に・・・そもそも性能評価とは何?
性能評価とは国土交通省が指定する評価機関によって5年毎に実施されます。
建築基準法に定められた一般的な基準ではなく、高度な方法を用いて性能を検証しなければならない「特殊な構造方法を用いた建築物の建設」や「新しく開発された材料、設備等の実用化・建築物への採用」へ向けて国土交通大臣による認定制度が設けられています。
そして評価基準(審査)の内容は「書類審査」と「工場審査」の2つがあります。
書類審査では、品質管理の組織体制、所定の資格者の有無及び配置、社内規格の内容、所定の製造設備、検査設備の有無を審査して頂きました。
工場審査では、主要材料・加工・組立・組立溶接、製品の検査方法、製造設備・検査設備の点検状況、社内教育の実施状況を審査して頂きました。
審査の準備をするのに半年程度かかります。実はかなり大変な作業でした。(汗
通常業務を行いながら資料を作っていくのは時間と手間も掛り至難のわざです。
審査が順調に進めば問題はありませんが、改善を求められることもあるのです。
また、早急な対応と再審査となる場合もありますので油断はできません。
試行錯誤ではありましたが、なんとか無事工場審査を完了しました。
性能評価のメリットとして
鉄骨の性能評価を取得した工場は、国土交通大臣の審査を得て大臣認定工場になります。
そして、メリットは以下の通りです。
1.鉄骨溶接部の性能が保証される。
2.しっかりした検査体制が担保される。
3.耐震性に優れた鉄骨を提供できる。
4.鉄骨制作工場の信頼性が高まる。
5.中間検査・完了検査への対応も安心できる。
今後もしっかりとした検査体制の素、皆様により良い製品を提供していけるよう邁進して参ります。